「最近なんか体調が悪いなぁ。風邪をひいているわけでもないのに頭痛や吐き気、めまいがするんだよ。」
「仕事に行くのが憂うつだ…休みの日は誰にも会いたくない」
このようにストレスが蓄積してくると身体や精神面での「SOS」サインが出ます。
これは人間のストレスに対する性質の中で3段階ある「疲憊期(ひはいき)」に突入している証拠。
※ストレスは「警告期」「抵抗期」「疲憊期(ひはい)」の3段階があり、最初感じるストレスの山を乗り越えるとアドレナリンによってある程度の耐性が作られますが、限界が近づくとその耐性がどんどん弱っていき限界を迎えるといわれています。
心が壊れてしまっては、順調だったあなたの人生は一気にどん底まで落ちていってしまう危険性もありますから、壊れる前に手を打たなければ危険。
この記事では心が壊れる前兆となる症状を解説し、泥沼から抜け出す為の対処法をお伝えします。
心が壊れる前兆となる症状
心が壊れる前兆となる症状は以下のようなものがあります。
意識していないとただの体調不良であると認識してしまいがちですが、実は身体から発せられたSOSのサイン。
見逃さないようにする為に特徴をしっかりと掴んでおきましょう。
頭痛・めまい
例えば決まった時間になると頭痛がしてくることや職場にいくとめまいを感じたりしたら要注意。
ストレスの要因に近づくと、身体が拒否反応を示しているのです。
これは症状の一例ではありますが、ストレスにより自律神経がおかしくなってしまうことで起こるもの。
個人差がある為一概には言えませんが、頭痛・めまいが顕著に出てくる人もいます。
腹痛・吐き気
上に書いた通り、過度なストレスは自律神経の動きをおかしくします。
自律神経が乱れると胃酸が過剰に分泌されてしまうこともある為、腹痛や吐き気を催してしまうというわけです。
「ストレスで胃が・・・」という言葉はよく聞くと思いますが、胃が痛くなるというのは自律神経が乱れの作用としては理屈が通っているというわけです。
全身の痛み・極度の肩こり・節々の痛み
これは私が一番悩まされた症状でした。
通勤中の自転車に乗っていると駅に近づくに連れて少しずつ肩こりや節々が痛くなってくるのです。
まるでストレスの原因に近づくのを拒んでいるように。
疲憊期(ひはいき)に入ると身体のさまざまな部分の免疫力が落ちてくると言われており、今まで我慢出来ていた疲労やダメージが一気に湧き出してくると言っても過言ではありません。
これも自律神経の乱れが原因と言われていますが、この症状は過労による身体的なストレスが原因になることが多いようです。
私はいきなり身体の痛みが激しく襲ってきたのでさすがに「これは危険なのではないか?」と異常を疑い、産業医の診断を受け、一旦休職するという判断に至りました。
このような症状は我慢したり、いくらマッサージを受けても良くなることはありません。
あくまでSOSのサインなので気づいた時には対策を講じるべきでしょう。
イライラがコントロールできなくなる
普段温和でイライラすることがないような人でも限界に近いストレスを溜めこんでしまうと、イライラがコントロールできなくなり人に八つ当たりしてしまったり、四六時中イライラしている自分がいることに驚くことがあるかもしれません。
私の場合は、自分の妻や家族に対してイライラをぶつけるようになってしまい、家族がギクシャクしていました。
家族の幸せな生活すら奪ってしまうストレス。
もしあなたがこのような状況に陥ってしまっているのなら、一刻も早く対策を取る必要があります。
何もする気が起こらなくなる・人と会いたくなくなる
精神的なストレスを強く受け続けていると、気持ちの面で憂うつになったり、人と会うことが億劫になり休みの日に引きこもってしまったりします。
これはうつ病という病気に足を踏み入れる寸前と言っても過言ではありません。
特に社交性の高い人が急に人に会いたくなくなったり、娯楽を楽しめなくなったり、行動する気がなくなったりしている場合は要注意。
自分を冷静に振り返り、過去の自分と今の自分の性格が変わってしまったと感じる人は、ストレスが原因で性格までも変わってきてしまっている可能性もあります。
心が壊れる前にすべきこと
ここまでで心が壊れる前兆となるような症状をいくつかご紹介しました。
私の経験も踏まえて書いているのでもっと他の症状もあるかもしれませんが、いずれにしても「おかしい」と自覚した時からあなたは以下のような対策を取って、自分を守る行動をとっていくべきなのは言うまでもありません。
自分を守れるのは、自分の行動しかありません。
我慢し続けるのではなく、違った目線で物事をとらえられる人に相談するところからスタートしてみましょう。
仕事を休む(休暇・休職)
心が壊れる前兆のサインがいくつか出ているのであれば、あなたの体調は崩れていて「体調不良」という言葉が適切な状態なのですから、会社を休んでも何の問題もありません。
真面目な人は「風邪で熱を出しているわけでもないのに会社を休んではいけない」と我慢してしまいがちですが、あなたはれっきとした「体調を崩した人」です。
休んでも問題はありません。
数日休暇を取って、ストレスの原因から離れることで何か見えてくるものもあるでしょう。
例えば友人に今の状況を相談してみるのも良いでしょう。
それでも改善しなかったり悪化し始めているのであれば、心療内科・精神科の診断を受けることをオススメします。
あなたの症状をメンタル的な面で冷静に判断してくれる上に、「休職」の診断をしてくれるはず。
休職したら生活ができなくなるということはなく、傷病手当金という制度があり、あなたの生活を守ってくれる制度があります。
まずはあなたの身体を治すということを優先して考えてみてください。
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転職活動をして新しい道を見つける
ストレスの原因が仕事だとしたら根本的に職場とあなたの相性が悪かったり、職場に何かしらの原因が潜んでいる可能性は高いでしょう。
仕事を休んで回復出来たとしても原因が今の仕事にあるのなら、復職しても再発してしまう可能性は高く、リスクを背負って働かなければならないわけです。
私は休職した直後に次の転職先を決めることが出来ていたので、休職が終わってすぐに退職しました。
おかげで今はかなりストレスの少ない環境で働くことが出来ています。
私が転職出来たのも転職エージェントサービスを利用した上で、信頼できるエージェントと希望する会社の条件をしっかりとすり合わせ、厳選した会社に応募した結果だと言っても過言ではありません。
転職エージェントはあなたの転職を成功させることがミッション(成果報酬型)なので、あなたが希望する転職先が見つかるように全力でサポートしてくれます。
あなたが絶対に譲れない条件をしっかりとエージェントに伝えられれば、より理想な職場探しに近づけるはず。
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まとめ
心が壊れる前兆となる症状や身体の様子についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
もしあなたが上記のような症状に悩まされているようであれば、一旦立ち止まって自分の人生をがどういった方向性で進めていくのか、改めて考えるべきでしょう。
間違っても「会社に尽くす」ということを人生の目標にするということはないと思いますが、心が壊れるまで働いて、大病を患ってしまったらそれはあなたの理想の人生に大きな足枷を付けてしまうのは言うまでもありません。
取返しのつかなくなる前に、ストレスから離れる為の行動をとることをオススメします。
あなたの人生が目指す方向にしっかりと進んでいくことを祈ります。
以上、「心が壊れる前兆サインに要注意!仕事のストレスが限界が近い時の症状と対処法」でした。
「ストレスが限界を超えるとどうなる?心の限界のサインはどんなもの?」
・ストレスが限界に近づいた時に起こる症状を知る
・ストレス耐性のメカニズム
・限界になる前にすべきこと
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