「はぁー、仕事辛いなぁ。このままじゃうつ病にでもなってしまうんじゃないかな…」
「毎日苦しいけど、どこまで頑張れるものなんだろう?壊れる前になんとかしないとマズいけどどうなったらやばいのかな?」
そうストレスが限界に達してしまうと、身体と心を壊してしまいます。
しかし多くの人はストレスの限界という状態がよくわからないもの。
しかも日本人の場合特に真面目な性格なので、限界だと思っても「気合」や「根性」で限界以上に頑張ってしまう傾向があります。
だから知らない間に追い詰められてある時「プツン」と糸が切れてしまうように病気が発症してしまうのです。
私も限界手前までストレスを溜め込み、さまざまな身体の不調を経験しました。
私の場合は早い段階で異常に対して違和感を感じて、早期に会社に申し出ることが出来たので軽度のうつで済みましたが一歩間違ったら取返しのつかないことになっていたことを今考えるとゾッとします。
この記事では経験者の私だから言える、要注意と思えるような症状についてお伝えしていきますので、もしあなたがこれからお伝えするような症状で悩んでいるのなら、早い段階で気づいて対策を打つようにしてください。
ストレスに対する身体の反応
まずストレスを受けた時身体がどんな反応をするのかを説明します。
ストレスを受けると身体が防御反応を起こし、ストレスに耐えられるような準備をし始めます。
具体的に言うと「警告期」「抵抗期」「疲憊期(ひはいき)」という3つの段階があり、それぞれ身体が違った反応を示します。
- 警告期 … 身体がストレスに耐えられるように準備をします。その為ストレスに対して強いダメージを受けます。
- 抵抗期 … 徐々にストレスに慣れ、アドレナリンが出る為ストレスに耐えられるようになります。
- 疲憊期 … 限界を超え、ストレス耐性が弱ってくる為、体調やメンタルに顕著な異常が現れてきます。
ここからお話していく内容は抵抗期から疲憊期に移行しつつあるタイミングで起こる症状です。
このタイミングで対策ができればギリギリセーフといった感じです。
取返しのつかない状況になってしまう前に、もしこれからお伝えする症状に自覚があるならばストレスの限界を疑ってみてください。
ストレスが限界に達した時に出る症状
ストレスが限界に達した時には以下のような症状が出ることがあります。
※個人差がありますので、これ以外の症状が出ることもあります。
イライラがコントロールできなくなる
普段温和な性格と言われているのになぜか最近怒りっぽかったり、家族や同僚にきつく当たってしまっていると気づいたら要注意。
私もめったに怒らない性格だったのにも関わらず、限界のころには奥さんの些細な言動や行動にいちいち突っかかっていき、喧嘩が増えてしまっていました。
もし自覚していたり、なんとなく最近イライラするなーと感じているのなら一度冷静に自分を見つめなおしてみてください。
なぜこんな状態になっているのかを。
私は確実に当時の仕事のストレスを家庭に持ち込んでしまっていると気が付きました。
あなたもいつもの自分ではない自分が存在していると思ったら、ストレスが限界に達している可能性があるということ。
自分を失ってしまうほどまで頑張る必要はありませんよね。
笑顔が出なくなる・憂うつになる
そうやって追い詰められてきていた私は、いつの間にか笑顔という表情を忘れてしまっていました。
いつもニコニコしてばかりいて怒られるくらいだったのに…
それは毎日憂うつな気持ちで過ごしていたからに他なりません。
最大の長所だった笑顔を失ったと気づいた時はやはりショックでしたし、自分らしさを取り戻したいと切に願いました。
あなたも自分らしい振る舞いができなくなっていたら、ストレスの限界に近いのかもしれません。
偏頭痛・めまい・腹痛・吐き気・全身の痛み
体調面では頭痛、めまい、腹痛、吐き気が襲います。
これらの症状は自律神経の乱れによるもの。
自律神経は本来は身体の調子を整える神経で例えば食べ物を消化したり、運動をしたりするときは交感神経が優位に働き身体が活発に動けるようになります。
逆に睡眠を取ったりするときには、副交感神経が働きリラックスしやすくしてくれます。
自律神経の働きが乱れてくるとこの動きが逆転してしまい、昼間に眠気が襲ってきたり、夜眠れなくなったりするのです。
腹痛や吐き気などはまさに自律神経の乱れの典型で食事中でもないのに胃酸が過剰に出てしまうため、胃に負担がかかってしまうというわけです。
ストレスが限界に達してしまったと気づいたらすべきこと
これらの症状に自覚することができたら、出来るだけ早く対策を取るべきでしょう。
「仕事で迷惑をかけてしまう」「周りの目が気になる」などいろいろな不安があると思いますが、まずはあなたの健康を維持することに注力しないと取返しのつかないことになってしまう可能性も。
うつ病が重症化してしまったり、自律神経失調症が重症化してしまうと数年働けなくなってしまった人もいるくらい深刻な病気の危険性があるので、しっかりと向き合うようにしてください。
心療内科・精神科の診察を受ける
もし限界が近くて、どうしようもなくなってしまったらまずはお医者さんに相談すること。
私の場合は上司や会社の人事部に相談をして、産業医の診断を受けさせてもらいました。
もし会社に相談しても対応してくれなければ、自分で病院の予約を取りましょう。
精神科・心療内科は今のご時世かなりの患者数を抱えているので、予約が取りづらくなっているケースがあります。
少し先の日付でも、行ける日程で予約を取るようにしましょう。
会社も「通院」という名目で有給を取ることをオススメします。
そこでもし自律神経失調症やうつ病の可能性があれば、医者からは「休職の診断」を出してもらえますので仕事を半強制的に休み、治療に専念することができます。
しかもその間の生活費は「傷病手当金」という制度があり給与を全額ではないですが保障してくれるので、路頭に迷うこともありません。
今の職場から離れる準備をする
ここまで書いてきた症状が発症するまでには、さまざまな仕事上のストレスを抱えてきたことでしょう。
あなたをここまで追い詰めた仕事というのは、あなたにとってベストな仕事なのでしょうか?
私はそうは思わなかったのでこのような症状の傾向が現れ始めた時からすぐに「転職活動」を始めました。
休職に入る前に並行して選考を受け始めていたので休職が決まった直後に内定を頂くことができ、しっかりと体調を整える作業に注力することができました。
結果的に今は新しい職場で楽しく働けているのですから、その時の判断は間違っていなかったと思っています。
転職活動をする上で「転職エージェントサービス」を利用することによりベストな条件の職場に出会うことが出来ました。
私の経験・スキルから私にオススメの求人を紹介してくれたり、面接対策や書類対策もばっちり。
転職活動を経験したことのない私にとって、どうすれば内定を獲得することができるかをナビゲートしてくれました。
私が利用したのはリクルートエージェントでしたが、複数のエージェントサービスに登録して自分に合ったエージェントを探し、あなたにとって最良のパートナーを探すところからスタートしてみてください。
新しい職場で新しい未来を切り拓くのはあなた自身です。
あなたにとって大切なことを間違わないように冷静に判断して決めてみてくださいね。
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【マイナビエージェント】
転職エージェントの仕組みとポイントはこちらの記事でまとめています。
筆者の転職体験談です。
まとめ
ストレスの限界というのは突然訪れる「疲憊期」に切り替わるタイミングでようやく気が付けるもの。
つまりこれらの症状を自覚しておくことで、早目の対策を打つことができるのです。
もしあなたが少しでもこれまで上げた症状に自覚があるのであれば、放っておかずにしっかりと向き合うようにしてください。
取返しのつかない状態になってしまったら、あなたの人生に大きな陰を落としてしまう可能性があります。
我慢せず、向き合って症状の改善とストレスの原因から離れ、理想的な人生をつかみ取ってください。
以上、「ストレスが限界に達した時に出る症状はどんなもの?知っておきたいストレスの限界サインとは?」でした。
「ストレスが限界を超えるとどうなる?心の限界のサインはどんなもの?」
・ストレスが限界に近づいた時に起こる症状を知る
・ストレス耐性のメカニズム
・限界になる前にすべきこと
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