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マイクロマネジメントという言葉をご存知でしょうか。

マイクロマネジメントとは、管理職である上司が部下の仕事に対して「過剰に干渉してしまうマネジメントの状態」

「上司が指摘魔で逆に仕事に支障が出ている」
私の意見を聞き入れてくれない」
「私はロボットじゃない!!」
「この人は私を信頼していないのではないか・・・?」

このような感覚を持ったことがある人は要注意。
もしかしたらあなたの上司はマイクロマネジメント上司かもしれません。

そんな状態で仕事をしているあなたはかなりのストレスを抱えているはず。
うつ病にでもなってしまうんじゃないかと危機感を持つこともしばしば。

この記事では、マイクロマネジメント上司の過干渉から逃れる為にすべきことを解説していきたいと思います。

マイクロマネジメントが発生する原因は?

上司のマネジメント経験が少ない

あなたの上司はマネジメントに携わって何年目ですか?
もしかしたらマネジメント経験が浅く、マネジメント=管理・指示という固定概念に囚われてしまっている可能性があります。

本来のリーダーシップというのは個人の意思を尊重し、ミッション達成に向けあなたの意欲を高めたり、リーダー自身の行動で部下を引っ張っていくもの。

しかし初めて上司になった時は「気合」と「自身の経験」以外のスキルがなくどうしたらよいか上司自身も迷っている可能性があります。

自分の経験や行動以外の方法がわからず、上司なりの「やり方」を指示・命令することで組織のミッションを達成しようとしてしまっている可能性があります。

あなたの行動に不安を感じている

もう1つの可能性は、あなたの行動や仕事に対して上司が不安を感じているというもの。

上司は組織を運営し、与えられたミッションを達成する為の戦力になるかを考えます。

そこであなたに仕事を「任せられる」か「任せられない」かをまず判断し、あなたへの接し方を決めています。

あなたの所属する組織を見渡してみてください。

おそらく「あまり細かいことを言われない人」と「細かくいろいろな報告を求められたり、指示を受けている人」がいるはずです。

上司もミッションが達成できるかという不安を常に抱えています。
そしてその不安を解消する為に部下に対して指示を出します。

そしてその干渉度合いが高くなっているということは、残念ながらあなたの行動が上司にとって満足できる状態でない可能性があります。

 

マイクロマネジメントはどんな人が被害を受けやすい?

それでは上司から「任せられない」と判断されてしまった人の中で、特にマイクロマネジメントを受けやすい人の特徴をまとめていきます。

自分の仕事に自信がなく、上司からの指示を待ってしまう人

仕事で努力を重ね、経験を積んでいる人は自分の経験からある程度一人で仕事を進めていくので上司からいちいち何かを言われなくてもできてしまうもの。

しかし自信がない人はどうしても指示を待ってしまいがち。

そういった指示を待ってしまう人について上司は「指示をしないと仕事が進まない」という感覚に陥り、細かく追及し始めることがマイクロマネジメントの第一歩。

指示をした立場としてはちゃんと指示通り行われているかを確認しなければならないので、必然的に干渉を受けてしまうというのが、「指示待ちで仕事をしてしまっている人」の損をしているところと言えますね。

報告・連絡・相談が少ない人

仕事が出来たとしても、報告・連絡・相談が少ない人もマイクロマネジメントの被害に合いやすい人と言えます。

何故だかわかりますか?

それはあなたがどんな仕事をしているかわからずに不安を感じて、あなたの仕事の進捗を100%把握しておきたいからです。

その上司の感じる不安を払拭する為には、「部下からの報告を聞く」か、「上司からあなたの仕事を1から10まですべて確認する」しか方法はありません。

最初はあなたが報告をしてくるか、様子を見ているかもしれません。
しかし、待っても待っても報告がなければ上司から聞かないとわかりませんよね。

一度「報告をしてこない人」というレッテルを貼られてしまうと、その上司は毎度毎度あなたの仕事をチェックしたり確認したりすることが止められない。

こうやってマイクロマネジメントの渦にハマっていってしまうのです。

ホウレンソウが少ない人は、個人事業主ならともかく会社員として損をしてしまっているということを頭に入れておいた方が良いでしょう。

仕事の能力を認められていない人

仕事の能力を認められていない人も、マイクロマネジメントの餌食になりやすい人。

上司はたいてい部下よりも仕事の経験を積んでいたり、仕事が出来ると周りから認められた人が多いです。

 

そういった上司にとって、仕事を「任せられない」部下は自分が指導をしなければと意気込んでいる可能性が高いです。

「上司の責任として部下を指導する。」

もちろん親身になって指導してくれるという人もいますが、間違った方向に進んでしまえば「過干渉状態」になってしまう危険性は高いです。

ある意味自分のやり方しか正解がないと言わんばかりに細かく指示を出し、その指示通りしっかりと仕事を進められているかを確認されるので細かいチェックに気が滅入ってしまうのです。

この3つ目のパターンが多くの人が陥りやすいマイクロマネジメントの例になるケースが多いでしょう。

マイクロマネジメント上司の対処法

ここからはマイクロマネジメントをしてくる上司の対処法をお伝えします。

上記で上げた状況別にお伝えしていきますが、一つ重要なポイントがあります。

それは「上司と会話する癖をつける」ということ。

一体どういうことなのでしょうか?掘り下げてお伝えしますね。

間違っても良いので自分の考え(仮説)を持って上司と会話する

まずは受身型の仕事スタイルで上司のマイクロマネジメントに苦しんでいるパターンの人向けです。

自分の考えを持つということは仕事においてとても大事なこと。

 

なぜならあなたの考えというのは、仕事の成果に大きく影響するから。

例えば、あなたが何の考えもなく上司の指示を待って仕事をしていたとします。

 

その場合に出されるアイディアは上司の考えた方針1つ。

上司と言っても完璧な人間ではありませんから、上司の考えがもし間違っていたら失敗を回避することができなくなってしまいますよね。

 

これがもしあなたと上司の2人が知恵を出し合って考えた結果だとしたらどうなるでしょうか。

上司には気付かなかった視点で物事を見つめることができるようになるため、議論を重ね「最適解」に近づける可能性が高まっていくのです。

 

仕事というのは正解はありません。

そして仕事の成功・失敗というのは「結果」でしか判断が出来ないのです。

 

結果を出していくための最適解を見つけ出す為に、間違っても良いのであなたの「考え」をぶつける癖をつけること。

これができればあなたの仕事のスキルも高まり、自身の成長につながります。

今、マイクロマネジメントに悩んでいるのならまずは自分の考えを持つ意識を持ちましょう。

それがあなたが成長し、上司に認めてもらえる秘訣。
是非やってみてください。

聞かれる前に自分から報告する癖をつける

報告というのは自分から主体的に行えるので事前の準備も出来る上に、伝え方によっては同じ事象だったとしてもより評価してもらえることがあります。

報告をしていない状態の上司はあなたの仕事ぶりが気になりますので、上司から状況を聞いてくる時には「気になること」が多くある状態であるのは言うまでもありません。

 

そうなれば、非常に鋭いツッコミを受けることが予想されます。

しかしあなたのことが気になっていない状態で報告を受けたらどうなるでしょう

 

大半は「そうか、わかった」という反応になることが多いです。

なぜなら「不意を突かれた状態」なので余計なツッコミをする余裕がなく考える暇を与えないから

 

しかも一度報告をしておいた内容は上司も頭の片隅に残っているので、もし改めて質問されるとしても「あの時報告してくれたと思うけど、あの件はどうなってたっけ?」と報告していない人に対しての当たりは弱まります。

むしろ一度聞いたことを忘れて申し訳ないという状況に立場を逆転させることまで可能になります。

このように自分から報告しておくことはメリットは大きいと思いませんか?

 

上司に話しかけづらいから後回しになんてしないでくださいね。

報告を怠ると苦しくなるのは自分なのですから。

 

スキルアップをして、上司を黙らせる

あなた自身の能力が上がり、周囲からも一目置かれる状態になることができれば上司からも余計なことを言う必要もなくなりますし、言えなくなってくるもの。

スキルを高める為には当然ですが、努力を積み重ねる必要がありますし成果を出すために一直線で進んでいかなければなりません。

 

実は成功を勝ち取る為に必要な行動も実は「報告する」ということだったりします。

何故かと言えば自分から主体的に報告しておくと、早い段階で上司からアドバイスをもらうことができるから。

 

上司は当然あなたよりも経験や能力が上の人間です。(無能な上司というのも中にはいますが…)

その人間の経験を直接あなたの仕事に活かすことができる、これが報告の良いところと言えます。

 

報告して、アドバイスを活かして成果を出す。

そして知識と経験を蓄えていくことができればあなたが成長するのは間違いありませんよね。

 

細かい追及を受けることなくスキルを身に着けて成長することができれば、ストレスの少ない自由な働き方が実現できる可能性が高いと思いませんか?

マイクロマネジメントに屈してしまうという次元を超え、上司の立場すら超えた能力を身に着けることができるかもしれないのですからワクワクしてきませんか?

 

対処法を試す前に限界を迎えてしまいそうな時は?

部署異動を願い出る

上司から離れる為には、「部署を異動する」という手段が考えられます。

まずは人事部門に言ってみることから始めるべきですが、残念ながら希望通りの場所に異動が叶う可能性はかなり低いと言えるでしょう。

なぜなら人員の配置というものはあなただけでなく、受け入れ先の人員も併せて動かす必要があるから。

つまりあなたが今のマイクロマネジメントの部署から異動する為には、別の人がそのマイクロマネジメントの餌食になってしまうということ。

そして更にあなた1人の希望を例外として受け入れてしまったら例外が例外ではなくなってしまいます。

結果あなた以外にも異動希望者が殺到して、嫌な組織からは異動希望を出すというような流れになってしまうと会社がおかしくなってしまうと思いませんか?

異動希望を出してみるのも良いですが可能性は高いものではないということを頭に入れて、別の手段も並行して考えるべきと言えるでしょう。

仕事を休む

もしも精神的に辛く、限界を迎えてしまいそうな時は一度平日に休むことをオススメします。

なぜかと言えばあなたが自分と向き合う時間を確保することができるから

土日や会社の決められた休みというものは大抵事前に予定を組んでしまったり友人から誘いが入ってしまったり、家族の相手をしなければならなかったりするので、なかなか1人で自分と向き合う時間を確保するのは難しいもの。

平日であれば家族は仕事や学校に行っていることが多いですし、友人もあなたが休みだという認識がないためあなたに急な誘いが入ることもありません。

自分と向き合って今の現状をどう思っているのか、これからどのように変えていきたいのかという考えをまとめ、次なる第一歩を踏み出すきっかけを生み出すことができれば非常に価値の高い時間であることは間違いありません。

マイクロマネジメントから逃れる為に転職するのはあり?

マイクロマネジメントから逃れるために転職をするのは間違っていません。

なぜなら組織の異動は叶わない、一度ロックオンされてしまうとマイクロマネジメントから抜け出すのが難しいということを考えた時に「職場ごとリセットする」ほうが確実かつ効果的であると考えられるから。

マイクロマネジメントをする上司が悪いというわけではなくて、マイクロマネジメントをせざるを得ないようなあなたの会社自体に問題がある可能性もありますからね。

現に私の転職した職場にはマイクロマネジメントをやるような人間は一人もいませんでした。
転職活動はあなたの選択肢を広げてくれる可能性だってあります。

マイクロマネジメントが理由で辞めたい時の退職理由

マイクロマネジメントから解放されたくて転職活動を始めるということを素直に転職活動で言っても良いのでしょうか?

答えは「言い方を変えて伝えるのはあり。」というところでしょうか。

 

パターン①「上司から細かく指示をされてしまい、ストレスが限界なので別の会社に転職しようと考えました。」

パターン②「自分自身で仕事をもっともっと進めていけるようになりたいので、裁量を大きく与えてくれる会社に転職して、自分の能力をより高めていきたいと思いました。」

 

これら2つの退職理由を聞いて、あなたはどちらの人を採用したいと考えますか?

後者の方が前向きで仕事が出来そうなイメージがしませんか?

 

そう人間の言葉というのはとても大きな意味を持ち第一印象からすべて塗り替えてしまうだけの力を持っています。

物は言い様ですから、同じ事象でも前向きな言葉を使うように心がけてみてください。

 

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まとめ:次の職場でマイクロマネジメントに遭わない為に

 

仮に転職活動で成功できたとしても、あなたの姿勢が変わらなければまた同じような状況に陥ってしまう可能性は否定できません。

そうならない為に本記事で取り上げた、

  • 仮説を立てて、仕事に取り組む
  • 主体的に報告を行っていく
  • スキルを磨いて上司に物言いをつけさせなくする

 

というような3つの行動を意識してみると良いでしょう。

次の仕事についた時に報告の癖がついていたり仮説を立てて議論ができるような状態になれるのであれば、あなたの仕事に対する回りからの評価必ず変わってきます。

 

あなたがマイクロマネジメントから解放されストレスの少ない環境を手に入れる為に、これまで記載した内容を意識して行動を取り、未来を切り開くための第一歩を踏み出してみませんか

 

以上、「マイクロマネジメントでうつになりそう…マイクロマネジメント上司の対策はこれだ!」でした。

 

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