こんにちは、まっつんです。
今回は営業という仕事であるあるなパワハラについて書きます。
営業パーソンは常に「ノルマ(目標)」達成に向けて活動していくもの。
「達成」「未達」という100か0かの評価を目指して戦っている世界では当然100を目指しますよね
しかし何とか達成したいという想いは時折「パワハラ」的な行動に繋がってしまうことがあります。
なぜならたいていの上司があなたの成績=上司の成績という評価をされているから。
部下を率いると上司+部下のそれぞれで目標を設定されることが多いです。
部下の数字が良くなければ上司は困りますよね。
しかしいくら頑張って目標達成を目指していたとしても上手くいかないことだってありますよね。
- 未達の理由を聞いてもらえない(言い訳を許されない)
- 無茶苦茶な要求しかされない
このような状況に苦痛を感じている人も少なくありません。
会社に行くのが辛すぎて、重い病気にかかりたいと願ってしまったり・・・
私は営業を12年間やってきました。
業績が好調だった時もあれば、不調が続き上司から厳しい言葉やプレッシャーを受け続けたこともあります。
そして「うつ状態」になって休職した経験もあります。
この記事では「パワハラ」が行われていると感じているあなたが「辞める」という決断をする上で必要な情報を具体的jに解説していきます。
- パワハラは仕事を辞める理由に相当するのか?という疑問を解消できる
- 今、あなたが受けている行為が「パワハラ」に該当するのか知ることができる
- パワハラで仕事を辞める為の手順を知ることができる。
営業としてあるあるな「パワハラ」。
あなたがパワハラから逃れる為の方法と不安な点をこの記事でお伝えしていきます。
それでは始めていきましょう。
【辞めていい?】パワハラで仕事を辞めるという決断は正しい?
パワハラを受けていると、精神が弱ってきてしまいます。
その結果、抗うより受け入れた方が楽なのではないかとまで思ってしまうことすらありますよね。
その考え方で本当に良いのでしょうか。
リスク、環境面を踏まえて考えていきます。
【結論】パワハラで退職することは間違っていない
結論から言えば、パワハラで退職を考えることは正しいです。
なぜならあなたの心や身体にダメージを与え、最悪の場合うつ病になってしまう可能性があるからです。
実際にパワハラを受けている人は非常に多くいます。
2017年4月に公表された「職場のパワーハラスメントに関する実態調査 」において従業員向けの相談窓口における相談件数が32.4%となっています。
引用元:厚生労働省|職場のパワーハラスメントに関する実態調査
このアンケートの結果を踏まえて、「パワハラ防止法」という法律が制定されました。
2020年6月から大企業を中心に施行され、2022年4月から中小企業でも適用になる予定となっています。
とは言え社会が変わっていくのは少なくとも数年はかかります。
今、あなたが辛い想いをしているのなら環境を変えるという選択が一番効果的です。
パワハラを受け続けた時のリスク
パワハラを受け続けてしまうと、あなたのメンタルヘルスに大きなダメージを与えます。
もしかしたらあなたは既にかなりのダメージを負ってしまっているのかもしれません。
ですが「うつ」になってしまっては手遅れ。
私もうつになってしまった経験がありますが、当時は前向きなことが何もできず自分の人生の半年を失った感覚です。
半年あれば何ができたのかと思うと悔しい気持ちでいっぱいです。
それであればもっと早いタイミングで「仕事を辞める」「転職する」という決断をすべきだったと思います。
あなたの状態が「危険な状況かどうか」を判断する方法はこちらに記載しています。
あなたの人生を守れるのはあなただけです。
しっかりと現状と向き合いましょう。
もっと良い会社は確実に存在する
パワハラが横行している会社もあれば、逆にホワイトな環境で働ける会社というのも確実に存在します。
私の今の所属している会社は体育会系のノリは全くなく、無理なノルマを課せられるわけでもありません。
毎日定時帰宅できますし、精神的にものすごく安定することができるようになりました。
もしあなたが転職の経験がなければ勇気を出して今の会社以外の環境に飛び込んでみることをおすすめします。
きっと価値観が逆転すると思います。
ただしもう2度とブラックな環境にはいきたくないと思いますので、優良な会社探しのパートナーが必要です。
あなたをサポートする「転職エージェント」という存在を味方につけることで安心して転職活動に臨むことができます。
詳しくは後半で解説します。
あなたが受けている行為は「パワハラ」にあたる?
パワハラという言葉はかなり社会に浸透してきているとは言え、明確な判断基準あるわけではないので難しいですよね。
あなたの悩む「パワハラ」と思わしき行為が、世間一般から見てどのような判断がされるのかを知ることが大切です。
「パワハラである」と理解することが出来れば、あとは行動するだけです。
パワハラの定義
職場におけるパワーハラスメントの定義は以下3つの要素全てを満たした行動を指します。
- 優越的な関係を背景とした言動(上司・部下の関係/同僚・部下であってもその人の協力がなければ業務が遂行できない場合等)
- 業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
(業務上必要性がない/業務の目的を大きく逸脱/許容を超えた言動など) - 労働者の就業環境が害されるもの
(当該言動により身体的・精神的苦痛を与えられ、就業環境に悪影響を与えるもの)
(参考サイト:あかるい職場応援団「ハラスメントの定義」より)
抽象的な表現の為、ピンとこない部分もあるかもしれませんので、具体例で見ていきましょう。
パワハラの具体例
パワハラの具体例に関してもあかるい職場応援団「ハラスメントの類型と種類」を参考にして記載しています。
身体的なパワハラ
- 殴る
- 蹴る
- 頭を物で叩く
- 物を投げつける
- 椅子を蹴り飛ばす
精神的なパワハラ(精神障害に繋がる)
- 人格否定をする暴言
- 必要以上に長時間に叱責を続ける
- 他の労働者の前で大声で威圧的な叱責を繰り返し行う
- メールや電話で上記のような行為を行う
人間関係面でのパワハラ
- 特定の労働者を仕事から外し、長時間別室に隔離する
- 1人の労働者に対し同僚が集団で無視をする
- その他職場で孤立させる行為
過大要求タイプのパワハラ
- 新入社員に対し、必要な教育をしないまま、到底到達できないレベルの目標を課す
- 上記が達成できなかった際に厳しく叱責する
- 業務とは関係のない私用の雑用処理を強制する
過小要求タイプのパワハラ
- 管理職がある労働者を退職させる為、誰でも遂行可能な業務を行わせる
- 気に入らない労働者に嫌がらせで仕事を与えない
プライバシー侵害型パワハラ
- 労働者を職場外でも継続的に監視する
- 私物の写真撮影をする
- 労働者の個人情報について本人の了解を得ずに他人に暴露する
これらの内容に当てはまるような行為が行われている場合はパワハラと認定される場合があります。
※上記以外にも該当するケースがありますので判断に迷う場合は、「厚生労働省 総合労働相談コーナー」や「NPO法人 労働相談センター」に相談してみると良いでしょう。
【失敗しない転退職】パワハラ環境から脱出する為の手順
あなたの受けている行為が「パワハラ」であると判断できたらパワハラ環境から脱出する為に行動を開始してみましょう。
身体や心を壊す前にいまの環境から脱出することが大切。
特に自分でパワハラを止めて欲しいと懇願したのにも関わらず状況が変わらない場合はなおさらです。
おそらくたいていの人はそのようなアプローチを試したうえで悩まれているんだろうと推察します。
他人を変えるのは簡単なことではありませんし、もし仮にパワハラ的な行為がなくなったとしても気まずい環境が続いてしまう可能性は高いです。
ここからは転退職を考えるうえで取るべき具体的な行動と辞めるにあたっての不安を解消していきます。
【給付金制度解説】(前提)いきなり辞めてもお金はなんとかなる
日本という国は救済制度が豊富でもし一時的に退職し無職となってしまったとしても、働く意思さえあれば法律であなたの金銭面のフォローをしてくれるようになっています。
「失業手当」と呼ばれる制度です。
失業手当はハローワークが定める失業状態に該当する「就職しようという積極的な意思があり、いつでも就職できる能力があるにも関わらず、職業に就くことができない」という人を対象に最低「90日間」分の賃金の補償が受けられるというもの。
※条件はあなたの状況により異なりますので詳しくは「マイナビ転職~失業手当(失業保険)はどんな人がもらえる?金額・期間・手続き方法を解説【社労士監修】」をご参照ください。
もちろん今までの満額とはいきませんが、最低限の生活を送るだけの支給が受けられるということは頭にいれておくと良いでしょう。
メンタルが持たない→休職なども認められない状況なら「退職代行」を活用
そしてパワハラが原因でメンタルに異常をきたしてしまっているのなら規定路線としては休職をするという形がベター。
休職はあなたの健康を取り戻すまで、会社が仕事を休んでいても回復まで解雇を猶予してくれる制度です。
有給休暇→休職→欠勤という流れで制度上は進んでいきますが、上記の失業手当同様生活費の補償も受けることができます。(傷病手当金制度※詳細はこちら)
もし休職すらも認めてもらえないようなブラック企業に勤めているのなら退職代行サービスを利用しましょう。
あなたが会社を辞める為の最後の切り札としてあなたの退職を実現してくれます。
退職後の転職活動のサポートも受けられるので、どうしようもない状況になってしまっているのならこのサービスを使ってパワハラと決別してしまいましょう。
まだ耐えられる状況なら「在職中の転職活動」がベター
休職を申し出たり、退職代行を依頼することなくまだなんとか耐えられる場合は転職エージェントサービスを利用して転職活動を始めましょう。
早ければ2ヵ月~6ヵ月程度の中で次の転職先の決定まで進めることができます。
転職先さえ決まってしまえば、あなたがパワハラ環境から抜け出すことができますよね?
転職市場の最新状況
2020年9月時点の最新状況です。
コロナウイルスの流行により、経済は深刻なダメージを受けています。
その結果、有効求人倍率(求職者に対する求人募集数の割合)が2020年に入ってどんどん下降。
つまり転職市場もかなり冷え込んできてしまっていると言えます。
コロナ禍の転職を成功に導く為のポイントは…
ずばり良質な求人情報の入手と徹底した面接対策にあります。
コロナ禍でも良質の求人を保有している大手エージェントサービスがやはり強い傾向にあります。
私のおすすめは2つのサービスです。
- 業界最大手のリクルートエージェント
- 営業⇒営業の転職に特化したマイナビエージェント×営業職
コロナ禍であっても優秀な人材を求める企業はいます。
その企業を狙って、戦略的に転職活動を進めていくと良いでしょう。
転職エージェントはあなたの転職を支える戦略参謀になってくれるはずですよ。
転職を迷っているという人は営業が転職する適切なタイミングを解説した記事もありますので、参考にしてください。
まとめ
パワハラに悩んでいるのなら、退職を視野に入れて行動を開始しましょう。
なぜならパワハラによりあなたのメンタルが追い詰められうつ病になってしまうリスクも抱えているから。
※もしあなたの置かれた状況がパワハラかどうか判断できない場合は「厚生労働省 総合労働相談コーナー」や「NPO法人 労働相談センター」に相談してみてください。
退職の方法は大きく2つ。
- 転職先を決めて、退職を申し出る(おすすめはリクルートエージェントとマイナビエージェント×営業職)
- 転職先を決める余力もなく、一刻も早く退職を希望する場合は退職代行SARABAを利用して即日退職
今のまま同じ会社に留まっていてもあなたの状況が好転することはありません。
まずはパワハラ環境から脱出すること。
それを目標に頑張ってみてください。
行動さえできればきっと未来を切り開くことができるはずです。
以上、「【徹底解説】営業をパワハラで辞めたい時の対処法~パワハラ具体例あり」でした。
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