仕事が終業時間に近づき、「さあそろそろ帰る…」と思った時上司から声を掛けられる、こんな経験をしたことはありませんか?
私はたくさん経験しています。
想定外のタイミングで、想定していない量の仕事を急な締め切りの設定で指示されるとはっきり言ってパニックになりますよね。
しかしそもそもなぜ上司は急なタイミングで無理難題を言ってくるのでしょうか?
今回は上司が無理難題を言ってくる理由とその断り方、対処法について解説していきます。
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仕事で無理難題が降ってくる理由
仕事で無理難題が降ってくる、サラリーマンあるあるだと思いますが、なぜ無理難題が降ってくるのでしょうか。
上司も焦っている
まず認識しておきたいのは、上司だって人間だということ。
上司の上にはもっと偉い人が控えていて、上司がもしかしたらその上司から無理難題を言われているのかもしれません。
急な依頼をかけるとき、上司も少なからず罪悪感や申し訳なさを感じているので、まずはなぜ急な依頼がきたかという理由を聞いてみると良いかもしれません。
上司の時間感覚がずれている
もしくは上司がモーレツサラリーマン出身で、残業や長時間労働に何の違和感も感じないような人である可能性もあります。
その場合、あなたへの指示がなぜ問題なのか、理解してくれない可能性があります。
またそういった上司は常に「すぐやって」と指示を出します。
ちなみにこの場合の「すぐ」の意味ですが、可能な限り最速でというとてもハードルが高い指示であり、あなたの仕事のリズムや計画を平気で壊す指示であり非常に厄介。
こういった上司への対処法もあります。
ベストなアイディアが浮かんでしまった
私は営業職なので、お客様に向き合うことに全力を捧げる職業です。
そのため、お客様が要望していること、他社と比べて差別化できるポイントを実現できないか、上司は必死でアイディアを考えます。
その思い付きが「今」なのです。
思い付きで仕事を振ろうとしているという悪質なものではなく、「こうすればお客様が評価してくれるだろう」というストーリーや作戦を思いついたから、それを可能な限りお客様に早く届けたいという性質から生まれる「思いつき」と捉えたほうが感覚としては正しい。
そうしないと他社に抜け駆けされるかもしれないし、場合によっては方向性が決まってしまうかもしれないというリスクもあるので、のんびり「明日」とか言っていられないのです。
だから「今」であり、それが無理難題なのです。
残念ながらその上司はその思い付きがあなたにどのくらいの負担を与えるかという考慮はありません。
なぜならお客様がすべてだから。
ここをしっかりと話し合う必要があります。
仕事における無理難題の対処法・断り方
それでは上司から降りてきた「無理難題」に対してどのように対処していったらよいのでしょうか。
冷静に対処する
まず第一に、冷静に対処するということ。
既に書いていますが、上司も焦っているので、冷静な判断が出来ず、とにかくすぐにやってほしいと伝えてきていることが多いです。
だから冷静に「いつまでにやればよいのか」「何のためにやる作業なのか」などの目的を明確にしたうえで、その目的は本当に今すぐ対処しなければならない内容なのかを上司と話しあいましょう。
冷静になって考えてみたら、今すぐやる必要のないタスクだったということも考えられるので、改めて話し合いをすることが重要。
上司もあなたも大人なので話をすればわかるはず。
締め切りを落ち着いて設定する
すべてのタスクには期限があり、優先度が高いものと低いものを整理し、しっかりと切り分ける必要がありますよね。
それは上司からの無理難題だったとしても同じで、すべてを素直に受ける必要はないのです。
上司からその仕事の依頼を受けた時、感情的になって反論するのではなく「今あなたがやらないと何が起こるのか」という目線で上司と話をすると良いでしょう。
例えば「本日予定があるので調整しなければならないのですが、本日もしその仕事ができずに、明日の朝に着手することになったとしたらどうなりますか?」という聞き方になります。
そういう聞き方をすればあなたの予定をキャンセルしてまでやらなければならないことなのか、という目線で判断してくれるはず。
自分にしか出来ないことなのか確認する
自分でしかできないことなのか確認するということも大切。
上司からの指示はできれば従った方がいいというのはあると思いますが、なんでもかんでもYesと言ってしまうのも違うと思います。
もし結果的にタスクを抱え込んで、求められている仕事があふれてしまったりしたならば、上司のマネジメントスキルを疑われてしまうから。
だがら、無理難題に無理して答えるのではなく、仕事全体を見て判断してもらうようにしましょう。
まとめ
無理難題を強いられる、実はこれって感情的な部分が大きいもの。
同じ仕事ではあるものの、指示されるタイミングや抱えているタスクの状況によって「無理難題」ということになってしまうのです。
だからこそ「無理難題」だと感じたら、仕事の基本に立ち返り、期限の設定、優先度の設定を行いしっかりとコミュニケーションを取りながら対処していくことで、「無理難題」と感じること自体が減ってくるのではないかと私は思います。
皆さんも「無理難題」を無理難題にしないという感覚を持って、冷静にさばいていきましょう。
以上、「仕事で無理難題を強いられた…無理難題を言う上司の心理と断り方・対処法を解説」でした。
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