「仕事を休む」という行為は、何故か罪悪感を伴うもの。
それは欠勤ではなく、労働者の権利である有給休暇の取得であっても同じように捉えがち。
今は「働き方改革」全盛の時代ですから、仕事を休むという事が以前よりも認められやすくなってきているもの。
それでも休めないのはあなたの考え方に問題があるか、職場自体がおかしいかどちらかでしょう。
この記事では仕事が休めないという感覚を捨て、恐れずに仕事を休むことで人生をより充実させたものにする為の方法をお伝えします。
仕事が休めない人の特徴・思考
そもそも正当な権利であるはずの仕事を休むという行為がなぜ罪悪感を伴って使えなくなってしまうのでしょうか。
原因は職場にあるかもしれませんし、あなたにあるのかもしれません。
もしくは職場の考え方に洗脳されてしまって、あなたが本来の考え方から遠ざけられてしまっているのかもしれません。
まず仕事が休めない人の思考と休めるようになる為の対策について書いていきます。
他の人の迷惑になってしまうと感じる・周りの目が気になる
仕事を休むということは、その日の自分の仕事を他の人に丸投げしてしまうように感じてしまいがち。
しかしよく考えてみてください、それは本当にあなたの仕事ですか?
あなたは会社で働く従業員であり、あなたの仕事はあくまで「会社の仕事」をあなたが賃金を受け取ることで代行してあげているだけなはずなのではありませんか?
いつの間にかあなたが仕事をしないと仕事が回らないというふうに思ってしまいがち。
確かに個人事業主や経営者であればやらなければならない仕事を止めると大きな影響を受けるかもしれません。
しかしあなたは組織に属する1人の従業員です。
本来なら「あなたがやるべき仕事」ではなく「組織でやるべき仕事」なのです。
だからあなたの体調が悪くて仕事を休んだら、他の人が変わって仕事をしてあげるのが必然。
有給休暇に関してもあなたが会社から与えられている権利であり、それはあなたが休んでも会社は大丈夫であるという裏付けのもと権利を付与しているのですから、何も罪悪感を感じる必要はありません。
体調不良など急に休まなくてはならなくなったのであれば仕方ありませんが、有給休暇を取る前にできる限り自分が出来ることをやり切ってから休むというような気遣いができれば、周りの人から文句を言われることもないはずです。
休まなくても大丈夫と自分に言い聞かせている
あなたの中で「頑張る」と決めた時、自分は根性がある、気合で乗り切れると言い聞かせて「休んでいる暇があったら少しでも仕事をしなければ」という使命感に酔ってしまうことはありませんか?
私は入社当時、その考え方がありました。
しかし無理をし続けていたりあなたが「休まないキャラクター」を作り上げてしまうと、その後休めなくなるばかりか周りの人も休み辛くなってしまいますし、調子が悪い時も無理を重ねてしまうため身体も心もどんどん限界に近づいてしまいます。
はっきり言ってその意地はあなたにとっても周りにとってもプラスに働かないということも理解しておきましょう。
仕事のパフォーマンスはあなたの体調や気持ちが健康であればあるほど高く発揮されていくもの。
我慢しないで高いパフォーマンスを発揮できるようにコンディションを整えることも仕事だという風に捉えれば休むことも「必要」であると考えられるのではないでしょうか。
仕事が休めない職場の特徴
次に仕事が休めない、休み辛い職場はどんなものなのか見ていきます。
いわゆるブラック寄りの会社の特徴ですね。
もしあなたの会社が当てはまっているのなら、環境が良くないということなのかもしれません。
休む理由を聞かれる
あなたが休みを取りたいと上司に報告する時、二つ返事にOKがもらえるのなら良いですが「なんで休むの?」と理由を聞く人もいます。
確かに休むのは理由がありますが、それをすべて報告する義務はありません。
「休みたいから休む」でも問題はありませんが、このように「なんで?」と聞かれると答えたくない場合もありますし、場合によっては「上司は休むことを許してくれないのではないか?」という気持ちになります。
私は過去、上司に「休みたい」と報告した時「ふ~ん、別にいいけど休んでる暇なんてあるのか?」という強烈な一言をもらったことがあります。
これはかなりやばいですよね、今考えると最上級のパワハラだった気がしますw
このように休むのにいちいち理由を聞いてくる職場は根本的にブラック気質があると言っても過言ではありません。
もちろん仲のいい上司で「いいよ~どっか遊びにいくの?」というような会話であれば問題はありません。
周りで休みを取る人がいない
このような上司や経営者の下で働いているといつの間にやら「休みたい」と手を上げる人が少なくなっていきます。
そういった職場に後から入ってくると「みんな頑張っているから、自分も頑張らなければ」と勘違いをしてしまい気づけば有給がかなり貯まっているということも多いもの。
そういった環境で毎日働いていると、休暇を取るということ自体がタブーとなってしまい結果的に職場の空気が「休暇の取り辛い環境」となってしまうのです。
そもそも人手が足りていない
シフト制の仕事で人手が足りていないと誰かが穴を埋めなければなりません。
それは大抵の場合、正社員が担う役割となりアルバイトに対しては強く言えないのが実情。
しかしよく考えてみてください。
人手不足というのは「経営資源であるヒト」を確保できていない会社の責任であり、あなたの責任ではありません。
人手不足というのは往々にして「仕方ない」という感覚に陥りがちですが、あなたの健康や精神を削ってまであなたが負担を負わなければならない問題ではありません。
だからこそ、その「仕方ない」という感覚を捨てること。
これをしないとあなたは休めない職場のスパイラルから抜け出すことが出来ずに常に過労を強いられてしまうことになってしまいますから、なんとかするべきでしょう。
仕事が休めない職場は転職すべき?
仕事を休めるかどうかは「職場の空気」が全て
結論から言うと、休めない会社は辞めるべきです。
これまでお伝えしてきたように、仕事を休めるかどうかというのは「職場」により違います。
過去から積み重ねられてきた経営者の考え方やその会社で働いてきた先輩の働き方が文化として定着して今に至ります。
「休めない会社」というのは本当に「休みづらい」「休めない」のです。
だからあなたが苦しんでいるのはあなたのせいではなく、環境のせいと言っても過言ではありません。
働き方や仕事に対する価値観というのは個人差があるものですよね?
バリバリ働きたい人もいれば、仕事とプライベートを充実させたいという人もいます。
後者のプライベートを充実させたい人にとっては「休めない職場」というのは不幸な環境であるのは間違いありません。
そういった職場はあなたがいくら抵抗してもなかなか状況は変わらないもの。
それであれば理想の働き方ができる職場を探してみることが、あなたの人生をより豊かに変えていく為に必要だと思いませんか?
休みが取りやすい会社は存在する
私は転職によって休みが取りやすい会社に転職することができました。
もともとベンチャー気質の強いIT業にいたので、これまで書いてきたような「休みづらい職場」の典型のような仕事でしたが、転職が人生を豊かにしてくれたのは間違いありません。
休みやすい仕事というのは「大手企業」や「安定的に利益が出ている優良企業」「地方の企業」など会社規模や地域、利益の状況などによって決まってきます。
大手の企業であれば働き方改革の最前線に立っている会社が多いので無理な働き方を強いることもなく、むしろ有給をちゃんと消化させてくれるような文化が定着していることも多いです。
また安定的に利益が出ている企業も、無理をしなくても利益が出せる仕組みがビジネスモデルとして出来上がっているので残業が少なかったり休暇が取りやすいのです。
私は東京から地方にIターンで転職しましたが、地方はそもそも無理な働き方をしたいと考えている人が少ない為、必然的に環境が良い会社が多いです。
もしあなたが休めない会社で苦しんでいるのなら、休みが取りやすい会社への転職をオススメします。
転職活動は転職エージェントサービスを利用すると内定までの段取りを組んでくれる分、進めやすいです。
転職エージェントはいろいろ存在していますが、特に休みが取りやすい会社を探しているのなら楽な転職.comというエージェントがあります。
このエージェントは働き方を改善するという観点に特化しているので、あなたの「休みたい」という要望を叶えられるホワイト企業に特化した転職に強いエージェントです。
まずは相談に乗ってもらって、今のあなたの現状はどのように変えられるのか担当エージェントに聞いてみてください。
もしかしたらあなたの働き方が劇的に変えられるかもしれませんよ。
また大手エージェントでも働きやすい環境の求人は数多く取り扱っていますので、以下のエージェントもオススメです。
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転職というのは勇気がいるものですが成功すれば年収がアップしたり、労働条件が改善したりするケースが多いです。
転職エージェントは転職を成功させることが仕事ですからきっとあなたの希望の求人を提案してくれることでしょう。
無料で利用できますので、まずは会員登録をして転職エージェントと面談をしてみてください。
今まで知らなかった素晴らしい環境があなたを待っているかもしれませんよ。
まとめ
仕事を休めない会社というのはやはり存在しているもの。
理由は人手不足やこれまでの文化など様々ありますが、そういう会社で働いているとプライベートを充実させたい人にとっては多くのストレスを抱える原因になってしまいます。
無理をして耐えるのも、会社を改革するのもあなたにとってはどちらも苦痛を伴います。
それであればそもそもの環境から見つめなおして、あなたの理想を叶えるという手も大いに有効なのではないでしょうか。
あなたが「休みがとれる」仕事と出会えることを願います。
以上、「仕事が休めないという思い込みを捨てよう!仕事を休めない人の特徴と思考・対策」でした。
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