「仕事を辞めたいけれど、退職理由ってなんて伝えればいいんだろう?変な引き留めにあったりしたら嫌だなぁ」
「特に上司には言い辛いよなぁ。いろいろ面倒みてもらっているし、怒られそう…」
仕事を辞めるということを考えた時、まずこのようなことが頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
でもあなたには辞めたい理由があるということでしょう。
退職の申し入れは仕事を辞めてあなたが新しい人生の第一歩を踏み出す為に、乗り越えなければならないハードルの一つ。
不要なトラブルに巻き込まれないように、円満退職出来る退職理由を考えたいものですよね。
この記事では上司に退職理由を伝える時、また職場の皆に納得して送り出してもらう為の退職理由の作り方をお伝えします。
退職理由の本音と建前
退職理由というのは人それぞれ、タイミングも内容もバラバラなもの。
しかしほとんどの人が「不満」に耐えきれなくなって退職を決意していると言われています。
退職理由の具体例は以下のようなものがあります。
- 上司や経営者の仕事の仕方が気に入らない
- 労働環境が悪い
- 給料が安い
- 人間関係が上手くいかなかった
- 社風が合わない
- 仕事がつまらない
- 昇進・評価が不満
参考:転職理由と退職理由の本音ランキングBest10(リクナビNEXT)
それはそうですよね。何の不満もなければ退職する必要はないし、しないほうが良いでしょう。
だからあなたの本音が「不満」で辞めたいと思っていたとしても大丈夫。
労働基準法上、辞めさせてもらえないということはあり得ません。
最悪、退職届を内容証明郵便で会社に郵送すれば退職できてしまうという決まりがあるくらいですから。
とは言え、円満に退職できた方が次の仕事でも前向きな気持ちで臨むことができますから、納得する退職理由を考えたいもの。
あなたの状況をしっかりと整理して、納得してもらえる退職理由を考えましょう。
上司に納得してもらえる退職理由とは?
上司に納得してもらえる退職理由とはどのようなものがあるのでしょうか。
やむをえない理由
まず一番納得してもらいやすいのは「やむを得ない事情」によるもの。
具体的には以下のようなものです。
- 持病の療養
- 両親の介護
- 結婚
このように、「健康面」や「家庭の事情」という類の事情は、個人のプライベートな内容ですので会社側としても詮索しづらいというが正直な所の様子。
「なぜ辞めるのか?」と問い詰められた時は「家庭の都合でやむを得ませんでした。申し訳ありません」と伝えてしまうのが一番の逃げ道なのかもしれません。
前向きな理由
前向きな理由としてよく挙げられるのは「キャリアアップをしたい」というもの。
しかしこの「キャリアアップ」という言葉を素直に伝えてしまうと、「今の会社ではキャリアアップに限界がある」と言っているようなもの。
もし本当に思っていたとしても失礼にあたる可能性もあるので避けたほうが無難かもしれません。
前向きな理由で受け入れられやすい具体例は以下のようなものです。
- 現職とは全然違った分野の仕事のしたい(昔からの夢だった etc…)
- 故郷に戻って仕事をしたい
- 資格を取得する為に勉学に専念する
- 個人で起業する
このように「今の会社ではどうしてもできないことやるために(今の会社の仕事もやりがいがあって充実しているのですが)退職させて頂きたい」というような申し出であれば、納得せざるを得ないでしょう。
あなたの状況に応じて、納得感のある退職理由を作り上げていきましょう。
どちらかと言えば「あなたが思っていること」という要素の中で相手にとって不快な思いをさせずに伝わる内容を少し誇張して表現するというイメージでしょうか。
こういったナイーブな内容を相談できる相手を作る方法もありますので、後程ご紹介しますね。
NGな退職理由はどんなもの?
では逆に使わないほうが良い退職理由はどんなものがあるのでしょうか。
嘘をつく
いくら本音と建前は別だとは言え、「嘘をつくこと」は絶対に避けるべきです。
例えば結婚する予定もないのに「結婚する」と言ったり、故郷に帰るといいながら今の会社の近くの会社に転職するなど、後て発覚すると「人としての信頼」を損なう危険性のある嘘は絶対につかないようにしましょう。
世間は狭く、もしかしたらどこかで現職の同僚と一緒に仕事をする機会が出てくる可能性は意外と高いもの。
その場しのぎだけをしていては後でしっぺ返しが来ることもあるので、「1人の人間」として常識のある発言や行動を取っておきましょう。
会社への不満を爆発させる
上に記載した通りに「退職したい」と思うきっかけ自体は、今の会社への不満から生まれるものです。
しかしその不満を退職する際にそのままぶつけてしまっては、すべての人を敵に回してしまう恐れがありますから、絶対にやめましょう。
もちろん仲の良かった同僚や上司に「実際どうなんだ?辛いことはあったのか?」というな話をされた時もあると思います。
そういった場合はここだけの話として「こういうところが少し不満だった。」というように正直に言っても良いと思います。
直属の上司や仲の良かった同僚はなぜあなたが辞めるのか気になるものです。
概ね退職できそうだというタイミングが見えたら、そういった会話に応じてもマイナスにはならないはずですから必要に応じて答えてあげると良いでしょう。
円満退職の為にすべきこと
円満退職を目指す為にやっておいた方が良いことがいくつかあります。
「転職先」が決まっていたほうが良い
退職するという気持ちが先行しすぎると、仕事を辞めることが目的になってしまいがち。
しかし目的はあくまであなたがより良い人生を送る為に、より良い環境の仕事に就くということだと思います。
だから辞めたい!と思っても一度踏みとどまって、まずは自分の将来のレールを引く作業、つまり「転職活動」を始めるべきでしょう。
そして転職先が決まっていると「次の職場に行くんだ!」という決意も固まりますから、退職の申し出を伝える時に引き留めを受けたとしても覚悟を持って断ることができるはず。
かくいう私も転職先が決まっていないくせに上司に「もう無理です!」と告げたことがあります。
その時にいろいろな理由で引き留められた結果、その時は退職に踏み切ることが出来ませんでした。
しかし転職先が決まった後に改めて退職の申し出をすると、「退職するぞ」という覚悟が出来ていたので、しっかりと納得できる退職理由が伝えられたという経験があります。
辞めたいという気持ちはわかりますが、まずは「転職先」を決める活動から始めてみてください。
転職活動のオススメは「転職エージェントサービス」を使った転職活動。
私は転職エージェントサービスを使って、本命の会社に一発で内定を獲得することができています。
成功した要因はいくつかありますが、大きかったのは「厳選された求人の提案」と「書類添削」「面接のアドバイス」に他なりません。
私の要望した条件の求人をしっかりと提案してくれたり、面接の前に心配していろいろとアドバイスをくれたのでとても心強く感じたのを覚えています。
また退職理由をどう伝えたらよいかという相談も乗ってくれます。
なぜなら多くの転職者を送りだしてきているスペシャリストですから、同じような場面には多く遭遇しているのです。
転職エージェントサービスは複数ありますが、いろいろなサービスに登録して多くのエージェントと会話をしてみることをお勧めします。
息の合ったエージェントを見つけることができれば、あなたの転職活動を良い方向に進めることができるはず。
オススメの転職エージェントは以下の通りです。
<まずは登録しておきたい大手エージェントサービス>
<ホワイト企業に転職したいと思う方はこちら>
↓転職に関する詳細な情報は以下記事をご参照ください。
【転職耳より情報】 知らないと損する!?サラリーマンが知っておくべき転職の常識
謙虚な気持ちと感謝を忘れずに
最後になりますが、円満退職を果たす為に忘れてはいけないことがあります。
それはどんなに不満を持っていたとしても、在籍している会社やお世話になった会社や同僚に感謝の気持ちを持つということ。
あなたが清々しい気持ちで次のステージに旅立つ為には、お互い感謝の気持ちを持ってお別れをすることがとても重要。
立つ鳥跡を濁さずといいますから、誠意をもって退職理由を上司に伝えていきましょう。
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以上、「退職理由を上司にどう伝えたらよい?建前でも皆が納得する退職理由はコレだ!」でした。
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