こんにちは、まっつんです。
営業マンは非常にストレスがかかる、大変な仕事です。
上手くいくときもあれば、全くうまくいかないときもあります。
そんな営業マンの日常の中で感じる「もう営業を辞めたい!」という感情。
私も辞めようと思ったことは何度もありました。
しかし辞めたいという感情と並行して頭に浮かぶのが、「でも今辞めたら甘えなんじゃないか?」という葛藤。
すごく悩ましいですよね。特に上司から言われようものならなおさら辛い…。
この記事では営業を辞めたい、でも甘えなんじゃないか?という葛藤をお持ちのあなたの状況をパターン別に分析し、「甘え」と言えるかどうかを判断する方法を解説します。
営業を辞めたいという感情が「甘え」なのかを判断する方法
あなたの状況別に判断することができます。
3パターンに分類してチェックしてみましょう。
【パターン①】正しい努力が出来ていない
正しい努力が出来る環境にいて、努力が足りていないのであれば「甘え」です。
営業職の仕事は決まったやり方もなければ、人それぞれ違った個性を武器にして戦う仕事です。
向き・不向きという話は当然ありますが、答えのない世界で戦う為には「経験」が最も重要。
営業を始めてすぐに結果が出せる人はごく稀で、ほとんどの人は様々な経験を自分の糧にしながら成長していくもの。
だから然るべき努力をしっかり行ってきた上での「辞めたい」という判断であれば、甘えとは言えません。
逆に大した経験もしていないのに、辞めたいと思うのは甘えであると判断しても良いでしょう。
またプライドが高く、周りの人のアドバイスを素直に聞かずに失敗を繰り返しているようなタイプの人も正しい努力が出来ているとは言えません。
営業は経験が非常に重要。
その経験値の高い人からのアドバイスを無視して、自分なりを突き通していてもなかなか成果には結びつかないのが現実です。
努力が足りなかったり、努力の方向性が間違っているのであればまだまだ改善の余地は残されています。
もし自覚があるという人は歯を食いしばって再度のチャレンジで大きく成長する可能性を秘めていますので、頑張ってください!
【パターン②】適性が合わずストレスを感じている
これはあなたの適性の問題かもしれませんが、営業は対人ストレスを感じるタイプの人は苦しい仕事であると言えます。
具体的には「極度な人見知りで初対面の人と会話をするだけでかなりのストレスを感じる」というようなタイプの人です。
営業職というのは非常にメジャーな仕事ですから、就職活動の時点では「とりあえず営業をやってみよう」という軽い気持ちで応募して内定をもらってしまったという人も多くいます。
友達とはフランクに会話ができるけれど、初対面かつお客様の前での会話が苦手という人もいるでしょう。
克服する為に我慢して頑張るというのも選択肢ではありますが、あなたが楽しいと思えていないのであれば職種を変更するのもありだと思います。
「甘え」というよりは「苦手」なだけなので無理して営業にこだわる必要はありません。
例えば、対人ストレスのないエンジニアへの転職を目指して、プログラミングを学んでみるというのも1つの手段ですよね。
これは一例ですが、営業活動を行うこと自体にストレスを感じてしまったり楽しみを感じられないという人は、営業が向かない個性の持ち主であるという可能性があります。
別にそれ自体は全く悪いことではありません。
営業が出来なくても、他の分野で得意なことや輝ける能力があるかもしれません。
無理をして営業に固執するのは得策ではないと言えます。
営業以外にも仕事は山のようにありますので、無理しすぎることなく新たな選択肢を検討してみるのも良いのではないでしょうか。
【パターン③】労働環境が良くない
辞めたいという感情は努力不足だったり、適性が合わないと言った原因の他に「労働環境の悪さ」によって発生することがあります。
具体的に言うと以下のような環境です。
- 上司や先輩に相談してもまともに対応してくれない
- とりあえずやってみろ!とだけ言われて放置プレイを受ける
- 無茶なノルマを課せられ、達成できない人に対する当たりが辛い
- 業績が悪い人が定時に帰ろうとすると白い目で見られる
- 業績が良い人をえこひいきして業績が悪い人を目の敵にする
- 業績を上げてもちゃんと評価してもらえない
そもそも環境が悪くて辞めたいという感情が湧いてきているのなら、辞めてしまってOKです。
転職を経験したことがある人であればわかると思いますが、1社目に入社した会社の常識が社会の常識であるとは限りません。
私自身も1社目の体育会系イケイケドンドンの会社と今の会社の文化は天と地の差ほど違います。
もしあなたが上述したような悪い環境の例に該当するような環境で働いているのなら、転職を検討しても差し支えありません。
あなたが取るべき行動
あなたはどのパターンで悩んでいますか?
これらのお悩み別に取るべき行動をまとめていきたいと思います。
正しい努力が出来ていなかった場合
「まだまだ経験が足りない」「自己流にこだわって結果が出ていなかったかもしれない」という人で営業をもう少し頑張ってみたいと思えた人は、正しい努力を心掛けて再チャレンジしてみましょう。
正しい努力というのは具体的には以下のようなものです。
- とにかく「量」をこなし、経験値を積み上げる(活動量を引き上げる※目安=1.5~2倍量)
- 先輩や上司の商談に同席させてもらい、トークを盗む
- 自分の商談に上司を巻き込み、上司のヒアリングスキルや勘所を盗む
- 上司の指摘を受けたら即修正する
- レスポンススピードを上げる(顧客からの問い合わせに即時にレスポンスをする)
このように正しい努力をコツコツと積み上げることが営業マンとして成長する為の方法です。
具体的に見ていきましょう。
活動量
営業で上手くいかない人の多くは「活動量の不足」によって経験値が積みあがらないことが原因となっているケースが多いです。
量を1.5倍~2倍に増やすと書きましたが、たとえば訪問であれば、いつも1日3件の訪問であれば5件に増やしてみたりする。
テレアポが取れないなら1日10件だった電話の件数を15件にするなど、強制的に経験値を増やす努力が一番シンプルで効果が出るやり方です。
苦しいかもしれませんが結果が出ずに頭を悩ませている時間を少しだけ活動に振り向けてあげるだけ。
それだけで結果が変わってくるので是非試してみてください。
人の技を盗む
上司の商談や先輩の商談に同席すると自分にはないトークスキルや表現を聞くことができます。
雑談の切り口や、お客様との関係の作り方・距離感、ニーズに引き出し方など長年の経験で培った手段を盗むことができれば、あなたの成長は一気に加速するでしょう。
営業は「経験」が大切と上にも書きましたが、経験者のスキルを盗むことは非常に合理的な方法。
是非試してみてください。
クイックレスポンス
連絡事や依頼事があった時とにかく「すぐに返信・対応・連絡する」という癖をつけましょう。
これは社内でも社外でも同じですばやい対応は確実に「好印象」を残します。
とは言え「すぐに回答できない」という事態に直面することがあるでしょう。
しかしおすすめはそれでも「まず一報を入れる」ということ。連絡を承ったという事実を相手に伝えると、「伝わった」という価値を相手は感じます。
次にすぐに対応出来なかったら、「〇〇日を目安に対応します。もし遅れるようなことがあれば早めに連絡します。」という期日の予告をしておくと良いです。
営業はコミュニケーションの積み重ねですから、マメな連絡というのは相手の不安を取り除く最適な方法です。
ちょっとしたことかもしれませんが、相手の立場にたって相手が喜ぶ行動を取り続けることが信頼を築くためのコツです。
適性が合わない場合
営業という仕事はオフィスワークと違って特殊なスキルが必要です。
- 初対面の人と雑談を楽しめるスキル
- 断られても一切気にせずスルーできるスキル
- 物怖じせず、お客様の懐に入り込むスキル
- 数字が出来なくても「ま、仕方ない。次!」と割り切れるスキル
- 多少のサボりにも罪悪感を感じないスキル
- 自分の裁量で行動し、商売を引き出すスキル
10年以上営業を経験している私が考える「売れる営業になるためのスキル」です。
これらの内容を見てもし「これは絶対に出来ない」「こんな仕事したくない」と思ってしまった人は営業職以外の仕事の方が向いている可能性があります。
営業という仕事が向いていないと思ったら、転職を検討してみましょう。
環境が悪すぎる場合
もしあなたが劣悪な環境で働いているのなら早めに転職した方が良いでしょう。
いくらお金を貰えても人間らしい生活ができないような環境はいち早く抜け出すべき。
年収が半分になってもホワイト企業で働けている私は当時よりも確実に幸せです。
営業職で培ったスキルを活かしてより良い職場を探してみませんか?
営業職の転職について詳しく書いた記事があるので、そちらも参考にしてみてくださいね。
まとめ
あなたの営業を辞めたいという感情が「甘え」なのかを判断する方法は3つの切り口で見ます。
- 正しい努力が出来ているか
- 適性が合わずストレスを感じていないか
- 労働環境の問題はないか
1.のパターン以外が原因で「営業を辞めたい」と思っているのならそれは「甘え」ではなく「適性」「環境」の問題であることは明白。
転職を視野に入れ、あまり無理をしないように気をつけましょう。
苦しいのに、自分を追い詰めすぎる必要はありません。
正しい努力が出来ていないと感じたら、
- 活動量を増やす
- 人の技を盗む
- クイックレスポンス
の3つを意識してレベルアップに挑戦しましょう。
どちらに取り組むにしても、あなたの将来は明るい方向に進むことは間違いありません。
あなたの人生が良い方向に進むことを祈念しております。
以上、「あなたの営業を辞めたいという感情が「甘え」なのかを判断する方法」でした。
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