「男なんだから、泣いてるんじゃない!しっかりしなさい」
「なにを泣いてるんだ、情けない!男なら歯を食いしばれ!」
男性が泣くことはいけないことなのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
確かに女性と比べて男性が泣く機会は少ないですし、昔から男性が泣くことを嫌う文化が日本にはあります。
しかし涙というのは感情だけなく、さまざまな原因で流れてくるもの。
出来るだけ泣かずに堪えようと思っているのに涙がこぼれてしまうのは、何かの原因で感情を自分でコントロールできなくなっているのです。
もしかしたらあなたは感情がコントロールできないほど心に傷を負っていたり、精神的に追い詰められているのではないでしょうか。
この記事では仕事が辛くて泣いてしまうような状態のあなたが、その状況を改善し楽しい毎日を送る為にすべきことをお伝えしたいと思います。
涙が出る理由とあなたの状態
涙が出るメカニズム
涙が出る理由は大きく3つあると言われています。
- 基礎分泌(目の乾燥を防ぐ)
- 異物を洗い流す
- ストレスを取り除く(エンドルフィン・プロラクチンといったストレスホルモンを放出する)
参考サイト:我々は、
つまりあなたの涙が止まらないのは、身体がストレスに反応し取り除こうとしているから。
しかし、仕事が辛いと感じるのはいろいろな場面で起こりうることですよね。
そんないつでも起こりうる「仕事が辛い」という事象で泣いてしまうというのは、どのくらい危険な状態なのでしょうか。
仕事が辛くて泣いてしまう理由はストレスが限界に近いから
結論から申し上げます。
仕事が辛くて涙が出るということは「ストレスが限界を迎えつつある」と言っても過言ではありません。
一般的には相当な泣き虫でなければ、社会に出て涙を流すという機会は多くありません。
涙を流すということは相当なことで、たいていの人は涙が出そうになっても堪えることはできるもの。
しかしそれでもあなたの涙は止まらないのですから、これは「異常事態」。
つまりあなたは仕事のストレスで、涙を堪えることができないほど追い詰められてしまっているということに他なりません。
その状況は私自身も経験したことがあるのでよくわかります。
私はストレスが原因でうつ状態に追い詰められて休職したことがある人間です。
私はもともと悔し泣きなどをしたり感情的に仕事をするタイプではあったのですが、休職するまでの2か月間くらいは自分でのなぜ泣いているのかわからないほど、涙が止まらない時期が続きました。
「いい大人なんだから、泣くなよ」と言われても止まらないのです。
もしあなたの涙が止まらないのであれば、あなたにそれだけ多くのストレスがかかっており身体からSOSのサインが発せられているということ。
このまま我慢を続けていればいつか限界が訪れて、うつ病や精神疾患に発展しまう危険性もあります。
まずは涙が止まらないという「あなたの限界を示すサイン」が出ているということを自覚する。
これがスタートなのです。
涙以外に発生する「ストレスの限界サイン」
そして涙が止まらないというのは実はストレスの限界を示すサインの1種。
実は他にも身体的や肉体的な面での「限界を知らせるサイン」というものが出ている可能性があるのです。
この症状は個人差がありますから、以下のような症状に自覚があれば「ストレス」が原因である可能性が高いです。
- 頭痛
- めまい
- 胃痛
- 吐き気
- 肩こり
- 背中の痛み
- 首の痛み
- 全身の倦怠感
- イライラ感
- 焦り
- 不安感
- ネガティブ思考
- 何事も憂うつに感じる
- 睡眠不良
- 過眠(起きられない)
- 食欲不振
- 過食
私の場合、涙が出る以外にも肩こり・全身の倦怠感・イライラ・過食・ネガティブ思考などが併発していたので、心療内科に診てもらった時、一発で「休職」という判断になりました。
ストレスの限界については以下の記事にも詳細を触れていますので確認してみてくださいね。
参考:ストレスが限界を超えるとどうなる?心の限界のサインはどんなもの?
仕事が辛くて泣くあなたの状況を改善するには?
結論から言えば、まずはストレスの原因からあなたを解放する必要があります。
そのために正攻法で手を打っていくための方法をご紹介します。
誰かに相談する
まずは1人で抱え込まずに「誰か」に相談するというところからはじめてみましょう。
ただし、誰でも良いというわけではありません。
親友・親・配偶者などあなたの信頼できる相手に相談することをお勧めします。
例えば会社の同僚や飲み友達などに軽々しく話をしてしまうとリスクが大きく、リターンも見込めません。
何故かと言えば、大半の人があなたが思っているほどあなたのことに興味がないから。
特に仲良くない会社の同僚にいきなり深刻な相談をされたらあなたはどうしますか?
それと同じでなんとなく会話している人達というのは、あなたを大切に思っているわけではないのです。
だからあなた自身が信頼できると思える相手に相談をするべき。
相談相手を間違わなければ、あなたの抱える不安やストレスを一度吐き出すことが出来るため、気持ちは確実に楽になっていくはずです。
あなたの信頼できる人は誰か、考えてみてください。
上司に正直に言う
もう一つの方法ですが、あなたの管理責任を持つ「上司」に相談すると良いでしょう。
なぜなら上司はあなたが壊れてしまったら困るから。
上司は組織の運営責任を持っています。
部下が悩んでいたり、体調を崩してしまったら組織のパフォーマンスが落ちてしまい、直接的な影響を受けます。
さらにあなたがリタイアしてしまったら「あなたをリタイアに追いやった上司」というレッテルがついてしまったりするので、可能な限りあなたのケアをしてくれるはずです。
もちろん上司との関係が良ければ周りの目や組織のことに関係なく相談に乗ってくれると思いますが、上記の理由から上司への相談というのは有効な手段であるのは間違いありません。
上司との関係が悪く、相談しても逆効果になると思える場合以外はマイナスに作用することは少ないはずです。
あなたが思っているより上司はあなたのことを気にかけてくれている場合もありますから、いずれにしても一度相談はしておくべきでしょう。
仕事を休み、仕事の情報から離れる
仕事から一度離れる為に、平日の業務時間に休みを取ってみることもオススメです。
土日の休みというのはどうしてもイベントごとや家族サービスなどの時間に追われてしまいがちなので、本当のリフレッシュというのはなかなか難しいもの。
平日に休みを取ることで友人や家族と関係することのない、静かなひとときを過ごすことができるはずです。
そこでは仕事の情報は完全にシャットアウトして、自分と向き合う時間として使ってみてください。
あなたが今なぜそこまで追い込まれているのか?
本来あなたが目指すべき理想の人生はどんなものなのか?
それは今の仕事であるべきなのか?
他にどんな選択肢が取れるのか?
いずれにしても、今のあなたは相当なダメージを受けているのですからいろいろな選択肢を考えてみるとよいでしょう。
会社のために頑張るのが全てではありませんから、広い視野でじっくりと考えてみると良いですよ。
涙が出るほど辛い仕事なら辞めるという選択も必要
あなたは今、仕事が辛く涙が出るほど辛い状況なのだとしたらあなた自身の問題だけではなく、あなたの職場に問題がある可能性もあります。
仕事というものはあなたの人生レベルで考えた時には、あくまで理想の人生を実現するための手段。
だからあなたが今の仕事でストレスを抱え、身体や心を壊してしまっては本末転倒。
それであれば一度「辞める」という選択肢を検討してみても良いのではないでしょうか。
仕事を辞めるべき理由
前にも述べましたが涙が辛くて溢れてくる、しかもある一定の水準まで我慢しようと試みているのにも関わらずこのような状態になっている。
はっきり言って相当危険な状態と言えます。
つまりあなたのストレスが限界近くまで達しており、あなたから溢れ出しているということ。
そんな状態に追い詰められるまで頑張ってきたのですから、もう十分でしょう。
これ以上の無理を続ければ、あなたの心と身体は壊れてしまうリスクが高すぎるのです。
だから仕事を辞めるべき。
大丈夫、あなたがこれからやるべきことをしっかりやれば、あなたがストレスなく働ける職場を見つけることが可能なのです。
仕事を辞める為に乗り越えなければならないハードル
よしいざ仕事を辞めるぞ!と思ったとしてもテレビドラマみたいに辞表を叩きつけたりしないでくださいね。
そのままの状態で「辞める」と宣言してしまえば、家族には不安を与えてしまうかもしれないし、会社からは引き留められるかもしれません。
仕事を辞める為にあなたが乗り越えなければならないハードルを理解しておきましょう。
次にあなたが何をすべきかがわかってくるはずです。
家族に言えない
家族はあなたの働きで生計を立てていますから、当然あなたが元気に働いてくれていなければ生きていけません。
「仕事を辞める」と告げた時、おそらく一番不安な立場に置かれるのはあなたのパートナー。
これからちゃんと生活ができるのか?
子供がいる人は、これからの生活や養育費・学費はどうなるのか。
当たり前ですよね。
あなたが仕事を辞めたら、収入が0になるという不安に駆られてしまいます。
だからこそあなたは家族を心配させないために「転職活動」で内定を勝ち取っておく。
辞めていけないわけではなく、しっかりとプロセスを踏んで相手を不安にしないような準備が必要だということなのです。
会社からの引き止め
会社から引き止められる可能性も0ではありません。
はっきりと申し上げますがあなたがいなくて仕事が回らなくなるということはほぼあり得ません。
しっかりと引継ぎさえできていれば、能力差はあれど仕事が回らないというような事態は防げます。
実は会社としてもあなたしかできない仕事を作ってしまうことの方がリスクだったりするもの。
そこを理由にして引き止めようとしてくるような会社であれば、無視して振り切ってしまって問題ありません。
会社の都合を気にしていてはあなたの人生が犠牲になってしまいますから、気にせず自分の人生を歩んでください。
簡単に辞めるなんて言えないよ…と思う人こそ転職活動に取り組むべき理由
そうは言ってもやっぱり辞めるなんて言えない…。
そう感じてしまう人も多いのが現実。
しかしそんな人こそ、試しでも良いので一度転職活動を始めてみるべきです。
なぜならあなたの今の会社を客観的に評価することができるから。
一つの世界にとどまってしまうと視野が狭くなり、今の会社が全てのように感じられてしまうかもしれません。
しかし他の会社も見て、「やっぱり自分の会社の方が良い」と思えるならそれは幸せなことだと思いませんか?
そしてさらに以下のようなメリットもあります。
より良い環境が見つかれば、辞める勇気が湧いてくる
今よりも良い条件で働ける会社があったら、あなたはどうしますか?
そんな良い条件の会社から「是非うちに来てくれ」と言われたらどうしますか?
転職活動をして内定を勝ち取ることができたら、あなたの将来が保障された状態で仕事を選ぶことが出来るようになるということ。
逆にいろいろな会社を見た上で「やっぱり今の会社の方が良い」という判断が出来たなら、あなたから迷いはなくなっていくことでしょう。
転職活動を進めて内定というカードを獲得出来た時、あなたの選択肢と自信は大きく広がることは間違いありません。
家族にも安心してもらえる
もちろん内定が決まっているだけで家族に対する安心感も違います。
いきなり「明日から無職です」という状態になると家族も慌ててしまいますよね。
しかし、このような相談の仕方が出来たら安心してもらえると思いませんか?
「転職活動をしてこんな会社から内定をもらったんだ。年収は今より上がるし、今の会社はいろいろ厳しい部分も多いからこの会社に転職しようと思うんだけどどうだろう?」
もちろん新しい環境に慣れたり、働き方が変わることでパートナーへの影響も少なからずあります。
しかしあくまであなたと家族の新しい生活を選ぶという形になれば、応援してもらえる可能性も高まるはず。
仕事を辞めるということはあなたにとって大きなターニングポイント。
あなたがしっかり準備をして取り組むことで不安要素は減り、選択肢が増えるというのなら始めない手はないと思いませんか?
転職活動を「やってみようかな」と思ったあなたへ
転職活動を始める上で当サイトオススメのエージェントがあります。
それは「リクルートエージェント」。
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首都圏における転職はもちろん、地方へのIターン転職でも対応できます。
(私はIターンで東京→静岡に転職しました)
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その他の転職エージェントとも比較してみたいという方はランキング形式でご紹介していますので、以下の記事も読んでみてください。
↓ 筆者の転職活動の体験談を読んでみたい方はこちら
↓ 転職活動の基礎知識を知りたい方はこちら
ストレスの少ない会社の特徴
せっかく転職するのであれば、今よりももっと良い環境を目指したいですよね?
ここではストレスが少ない会社の特徴を挙げておきます。
労働環境を良くするカギは「業績」への向き合い方にある!?
業績が高い水準で推移している
当然ですが「利益が出せている」会社というのは良い会社です。
なぜなら赤字が出ていない分、経営に余裕が生まれているから。
赤字と黒字の狭間を行ったり来たりしているような会社の場合、業績が傾いてくると業績改善のために上層部から大きなプレッシャーがかかってしまう可能性があります。
それであれば、あなたが選ぶべき会社は「利益」が出せている会社であるのは言うまでもありません。
利益が出ている会社は求人票にもアピールポイントとして書かれていますし、場合によってはエージェントに確認すれば教えてもらえるでしょう。
安定した会社で理想的な働き方を目指してみませんか?
急成長企業には要注意
私が以前いた会社もそうですが、業績が右肩上がりを続けており一度も落ちたことがないような会社は要注意。
どんな状況でも業績を落とすわけにはいかないというとてつもないプレッシャーが常にかかっている可能性があります。
しかも経営者がいわゆる「イケイケドンドン」型であることが多く、働き方が普通の会社と異質なほど違う可能性も高いです。
右肩上がりに成長できているのは、その分厳しい環境がある可能性もあるので注意が必要。
また上場を狙っている会社などは特にその傾向が顕著で、上場して業績を伸ばし続けることによって市場から高い評価を得られるようになる為、株主がどんどんお金を手にするようになります。
私の会社は業績は高い水準で緩やかに上昇している上に「上場はしない」ときっぱり社長が言い切っている為、競争に巻き込まれてしまう心配が少ない会社です。
このような会社であれば、無茶な働き方を強いられる可能性も低いので参考にしてみてください。
ここはしっかりと見極めていくべきですから、エージェントと相談しながら理想の働き方を突き詰めていきましょう。
まとめ
泣くほど辛いということは身体がストレスを感じているということは確実。
ストレスを取り去る為には相談する、休むという選択肢もありますが環境自体があなたに合っていないという可能性もあります。
辛いなら無理をしないで、あなたに合った職場を探してみましょう。
あなたが毎日を笑って過ごせる環境を手に入れて、幸せな人生を歩めることをお祈りしています。
以上「仕事が辛い時に泣くのは精神的に問題あり?男性が泣くのは情けない事ではない理由」でした。
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